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離乳食開始時期を考える
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消化酵素、 特にタンパク質分解酵素が 最低限の働きをするようになるのが、 生後1歳と言われています。
1歳未満の場合、 タンパク質をアミノ酸まで分解できずに、 大きな塊(ペプチド/ペプタイド)で吸収してしまうために アレルギー体質になってしまいます。
よって、 生後1歳までは母乳中心が良いとされています。 一方、 6か月を過ぎると 母乳だけでは栄養が不足するため 離乳食が必要になります。
6か月〜1歳の間の離乳食は、 アレルギーになりにくくて 尚且つ児が不足しやすい栄養素を補える必要があり、 難しい選択になります。
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ヒトは全員未熟児で生まれてきます。 ヒトの本来の推定妊娠期間は20か月前後が必要なのですが、 それでは児の頭が大きくなり過ぎて 産道を通過できないために 妊娠10か月の未熟児で生まれてくるわけです。 (ゾウの妊娠期間は22か月です)
離乳食開始時期の生後6か月とは 厳密には胎児に無理やり食べさせることです。
しかし、 栄養を補うために必要なことではあります。
3歳まで母乳だけで育てられた小児が 栄養欠乏で救急搬送された症例が 時々報告されています。
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「変温化する子ども 早期の離乳食が原因」
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「鎌倉時代は2〜3歳から離乳食」
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[離乳食・離乳期間を考える]