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糖タンパク質・ムチン    
                                       
                         

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糖タンパク質・ムチン

ムチンはアポムチンと呼ばれるコアタンパクが、
無数の糖鎖によって修飾されてできた巨大分子の総称で

唾液では、
顎下腺や舌下腺、小唾液腺の粘液腺細胞から分泌されて、
唾液に粘性と潤滑性を与えます。

ムチンの糖鎖のさらに側鎖には
硫酸基やシアル酸があり、
負の電荷を与えています。
このため、
ムチンは互いに電気的に反発しており、
巨大分子なのに唾液中に溶解できます。


ムチンのコアタンパクは総称してMUCと呼ばれています。
発見順に番号がついています。
このコアタンパクをコードする遺伝子が、
ヒトでは少なくとも19種類存在します。
このうち、
唾液に関係するのは、MUC5BとMUC7です。

唾液の粘性はMUC5Bに関係が深いようです。
唾液の曵糸性はMUC7に関係が深いようです。

また、
唾液の粘性は
唾液に含まれるタンパク総量とも関係しています。



これらから考察されるのは、
何らかの理由でムチンの合成が上手く行かないと、
唾液がまとまりにくくなり、
泡状の唾液となり、
嚥下しにくいため、
唾液過多を訴えるようになるのではないかと推察されます。
逆に、
何らかの理由でムチンの合成が上手く行かず、
粘性が強過ぎたり、曵糸性が強過ぎたりすると、
細菌が増殖しやすくなり、
虫歯や歯周病が進行しやすくなるのではないかと推察されます。

唾液成分シアル酸に発毛効果

栄養医学療法

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唾液の機能と分泌のしくみ(目次)

当院での唾液分泌量測定

自宅での唾液分泌量測定

唾液分泌のしくみ

唾液の役割

糖タンパク質・ムチン

免疫グロブリン=抗体の分泌

腺房細胞と導管細胞

ドライマウス口腔乾燥症

唾液過多症