親戚のＳ一家の場合

遠戚のおばさんＳは
料理が全くできませんでした。
いわゆる昔のお嬢様だからです。

Ｓおばさんは女子大の食物学科を出ているので、
料理を習っています。
そこどころか、
研究熱心のＳおばさんは
大学ノート５冊にも及ぶレシピを書き留めていました。
しかも食べる人数ごに具材や調味料の量が
整理されていました。
遅番の従業員が夕食を食べて行くことがあり、
夕食を食べる人数が毎日異なったからです。

Ｓおばさんは
その大学ノートの中から献立を選び、
住み込みのお手伝いさんが調理しました。

インスタントラーメンすら作れない
Ｓおばさんですが、
いつも台所で陣頭指揮を取り、
食卓の中央に座っていました。

子ども達は全員好き嫌いがありません。
それどころか
息子の１人が料理人になったのです。

「私のお袋の場合」

「偏食（好き嫌い）目次」

「偏食を改善する取り組み（２）」

「栄養素不足のパターン」

「母親との楽しい食体験不足のパターン」

「妊産婦歯科（目次）」

「小児歯科（目次）」