大学の同級生Ｏ君の場合

大学の同級生、
すなわち歯科医師のＯ君の実家は
首都圏で鉄工所をやっていました。
刑事もののテレビドラマに
何度か登場したこともあります。
俳優陣を見たさによくおじゃましました。

1960年代、高度経済成長の真っ盛り、
町工場もプロジェクトＸ状態でした。
注文が増え続け、仕事が増え続け、
従業員が増え続けました。

町工場ですから
お父さんもお母さんも常に身近にいたわけです。

しかし、
あまりの忙しさのために
子どもの夕食の時間帯に、
お母さんが食卓につけることはありませんでした。
夕食はお母さんが作ることもありましたし、
お手伝いさんが作ることもありましたが
常に用意はされていたのです。
ところが、
Ｏ君が食卓に向かう時間帯には、
そこに母親の姿は無かったのです。

Ｏ君は小学校高学年になると、
自分で料理をするようになりました。
「自分で料理しなければ食べる物が無かったから」

今でこそ料理をする男性は少なくありませんが、
O君の場合必要に迫られて
小学生の時から台所に立っているのです。

中年になると
・良性発作性頭位めまい症
・狭心症
を発症します。
良性発作性頭位めまい症様症状も狭心症様症状も
栄養障害で起こることもあるのです。

Ｏ君は
私の勧めで栄養医学を学び始めました。

「偏食（好き嫌い）目次」

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