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虫歯とビタミンD不足との関係
ビタミンDが不足すると理由は不明ですがエナメル質は少しだけ硬くなります。そして、これまた理由は不明ですが、エナメル質が薄くなります。逆に象牙質は極めて脆くなります。象牙質から虫歯が進行し、歯の内部は完全に空洞化しているのに表面のエナメル質だけ残っている状態が典型的なビタミンD不足に伴う虫歯です。歯髄と象牙質がダメージを受けているため、痛みが少ないか、全く痛まないこともあります。最終的にエナメル質が欠けた時には、いきなり抜歯の適応症になるため、患者さんは非常に驚くことになります。「ちょっと虫歯で穴が開いたかな」と思い早めに歯科を受診したつもりが、「抜歯した後はインプラントがお勧めです」などと説明されてしまうパターンです。