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[痛風だけじゃない! 尿酸値高いと睡眠障害になりやすい]
[痛風だけじゃない! 尿酸値高いと睡眠障害になりやすい ブラジル研究]
(あなたの健康百科 2013年7月1日)
痛風の原因となる尿酸だが、この値が高いと睡眠障害の1つ、閉塞性睡眠時無呼吸症候群にも
なりやすい可能性が、ブラジル・サンパウロ連邦大学精神生物学部のCamila Hirotsu氏らに
よって6月24日発行の米科学誌「PLoS One」(電子版)に報告された。
尿酸値が高いグループで、正常なグループよりも同症候群にかかっている割合が高かったという。
<女性よりも男性で尿酸値高い>
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に一定時間呼吸が止まる病気。
熟睡できないため、夜中に何度も目覚めたり、昼間に強い眠気をもよおしたり集中力が低下
したりなどの症状が出る。
Hirotsu氏らは、ブラジル・サンパウロに住む1,021人(男性456人、女性565人、平均年齢42.5歳、
平均BMI=肥満指数 26.8)に対し、睡眠障害の検査(睡眠ポリグラフ検査)や血液検査などを
行い、同症候群のグループ(症例群)とそうでないグループ(対照群)に分類。
症例群は339人、対照群は682人だった。
年齢や性別、BMI、血圧などの影響を除外して検討した結果、血液中の尿酸値は対照群と比べ
症例群で統計学的に顕著に高かった。
男女別では男性の方が高かった。
<呼吸停止・再開の繰り返しで尿酸値上昇か>
さらに、尿酸値が正常なグループと高いグループで比べたところ、睡眠時無呼吸症候群に
かかっている割合は正常グループで29%だったのに対し、高尿酸値グループでは54%と
統計学的に顕著に高いことが分かった。
このほか、高尿酸値グループでは、
1. AHI(1時間当たりの無呼吸と低呼吸の回数/5回以上で睡眠時無呼吸症候群)が多い
2. SPO2(血液中の酸素濃度)が低い
3. SPO2が低下してる時間が長い
ことが認められたという。
以上のことについて、Hirotsu氏らは「尿酸値の上昇が、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の重症度と
関連している可能性がある。将来的に,特に睡眠障害の治療を受けにくい地域の患者などを
対象に,尿酸管理を考慮すべきだろう」とコメントした。
体の中には「ATP」という物質があり、これが分解されることでエネルギーを発生する。
そのときの燃えかすが尿酸。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、呼吸が止まることで血液中の酸素が不足し、呼吸を再開する
ことで血液中の酸素濃度も戻るが、この繰り返しによって尿酸が過剰に発生すると考えられて
いる。
(編集部)
http://kenko100.jp/articles/130701002403/
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