sas1992

[睡眠時無呼吸症症状と合併症 

  ・昼間の耐えがたい眠気
  ・抑うつ(うつ状態)
  ・頻回の中途覚醒
  ・集中力の低下
  ・(家族などが気づく)睡眠時の呼吸の停止
  ・(家族などが気づく)大きな鼾(いびき)など
  ・夜間頻尿
  ・起床時の頭痛
  ・インポテンツ(女性の場合は月経不順)
  ・のどが渇く
  ・こむら返り
  ・糖尿病性昏睡
  ・高血圧
  ・心臓病
  ・交通事故
  ・認知症
  ・突然死

家族などの同居者がいない場合、睡眠時無呼吸症に気が付かない
ことが少なくありません。

特に自覚症状が弱い場合は誰にも発見されないため、心臓病
などの合併症が進行していまいます。




[睡眠時無呼吸症候群
の検査・診断] 

スリープクリニックにて(主に耳鼻咽喉科、他に循環器内科、
神経内科など
)、まず「簡易検査(スクリーニング)」を受けます。
検査装置をレンタルしてくれますので、自宅で計測します。
簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑い有りと出た場合には、

終夜睡眠ポリグラフ検査」を受けます。
費用は2万円前後(保険3割負担分)です。
施設・機器使用料(0円〜3万円:自費診療分)は、より精密な
検査機器がある施設の方が高い傾向にあります。
つまり、大学病院などは高い傾向にあります。




[スリープ
スプリント治療]  

スリープクリニックにて睡眠時無呼吸症候群と診断されて、
なおかつ、軽度〜中等度でスリープスプリント(マウスピース)が
適応と判断された場合には、スリープクリニックの先生が紹介状を
書いてくれます。
その紹介状を持って、当院を受診してください。

重症の場合にはCPAP(シーパップ)治療が適応になりますが、
CPAPが合わない場合には、スリープクリニックの先生に相談すると、
スリープスプリント治療に治療方針変更してくれることがあります。





[歯ぎしりと睡眠時無呼吸
との関係]  

歯ぎしりは、レム睡眠〜ステージ1〜ステージ2の浅い睡眠深度の
時に90%以上起こります
歯ぎしりの60秒前に交感神経が優位になります
歯ぎしりの4秒前に脳の活動が活発になります
歯ぎしりの1秒前に心拍数が上昇します
その後、開口筋が収縮し、噛み合わせが半開き状態になります
そして閉口筋が収縮し、歯ぎしりが起こります
交感神経が優位にならなければ、歯ぎしりの発生確率は低くな
ことになります


睡眠時無呼吸症候群の人は無意識下の覚醒が起きるので、
睡眠深度が浅くなります
よって、歯ぎしりの発生確率が高くなります
しかし、必ずしも逆が起こるわけではありません
つまり、歯ぎしりのひどい人が睡眠時無呼吸症候群の確率が
高い訳ではありません。

<参照>日本顎関節学会2009論文抄録集

kidomov

スリープスプリントの有効性(症例) 



TOP(横山歯科医院)  

IMG5941

SAS 睡眠時無呼吸 

更新日:2018年1023日