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[摂食障害(過食嘔吐)に伴う酸蝕歯(1)]
栄養医学・咬合・機能
トータルで健康を考える
横山歯科医院
治療項目別サイト http://yokoyama-dental.info/
栃木県宇都宮市平松本町342-5 電話028-634-3110(平日の9時〜18時)
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血液検査項目 |
検査会社の |
血液データ |
総蛋白(TP) |
6.7〜8.3 |
6.6 |
A/G |
1.1〜2.0 |
1.4 |
AST(GOT) |
10〜40 |
12 |
ALT(GPT) |
5〜40 |
11 |
γ−GTP |
♀〜30 |
12 |
CK(CPK) |
♀40〜150 |
57 |
尿素窒素(BUN/UN) |
8.0〜20.0 |
7.4 |
血清鉄(Fe) |
♀40〜180 |
48 |
グリコアルブミン(GA) |
12.3〜16.5 |
12.5 |
ヘモグロビン(HGB) |
♀11.5〜15.0 |
12.1 |
ヘマトクリット(HCT) |
♀34.8〜45.0 |
37.0 |
MCV |
85〜102 |
103 |
MCHC |
30.2〜35.1 |
31.2 |
フェリチン |
♀4.0〜64.2 |
9.7 |
栄養療法上 |
過食・嘔吐型の摂食障害は、高頻度で重度の酸蝕歯(酸蝕症)を伴います。
重度の酸蝕歯の場合、ほとんどプラーク(歯垢)はつきません。
よって、細菌性の虫歯はできません。
しかし、栄養障害(栄養素不足)が進行すると、歯の内部崩壊型の虫歯ができます。
この症例では、内部崩壊型の虫歯が断続的に発生したため、採血〜栄養解析を勧めました。
血液検査の結果、様々な栄養素不足が判明しました。
摂食障害については、精神科の専門医で栄養療法を行っている先生に対診しました。
その先生の話では、摂食障害の原因は、
(1)両親の栄養障害、特に母親の栄養障害によって、栄養障害の状態で出生
(2)本人の栄養障害:多くの場合、低血糖(血糖調節障害)を伴う重度の栄養素不足
(3)性格的に生真面目
(4)何らかのきっかけ
だそうです。