[筋筋膜性疼痛症候群]
歯ぎしりや噛みしめにより筋肉が微少損傷を 受けた場合、その部分の筋肉が収縮して、 一般に言う筋肉痛の症状が現れ、 通常は数日から数週間で自己回復します。
しかし、回復の過程でさらに過負荷をかけたり、 冷やしたりして血行の悪い状態にすると、 この収縮が元に戻らなくなり、筋肉が拘縮状態に なり痛みを発生し続けます。 この状態を「筋硬結」と呼びます。
筋硬結部位へ力を加えると強い痛みを感じる事から、 この状態の部位を「圧痛点」と呼びます。
この病気の特徴のひとつに、痛みは筋硬結部位 だけでなく、広い範囲に及ぶ「関連痛」が あります。
圧痛点の中で、物理的に力を加えると周辺部まで 強い痛みを感じさせる点を、特にトリガーポイント (発痛点)と呼びます。
例えば、肩こりのある部分を強く押すと歯が痛む 場合に、肩こりのある部分をトリガーポイントと 呼びます。
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