ピクチャ 6

非歯原性歯痛 

横山歯科医院
宇都宮市平松本町342-5 
 
更新日:2021年6月21日

[非歯原性歯痛とは 

歯や歯周病組織に異常がないにも関わらず、
歯や歯肉が痛むのが「非歯原性歯痛」です。

 ・歯ぎしり
 ・噛み締め(食いしばり)
 ・歯列接触癖
 ・肩こり
 ・緊張性頭痛
などが原因となって歯や歯肉が痛むことが
あります。


 

非歯原性歯痛の疫学] 

歯痛で来院する患者さんの2%〜10%が
非歯原性歯痛であったとの調査結果があります。

非歯原性歯痛の中の約90%は筋痛・筋膜痛で
あったとの調査結果があります。

非歯原性歯痛の治療法] 

歯ぎしりや噛みしめが原因の場合には、スプリント
(マウスピース)治療が有効なことがあります。

筋筋膜性疼痛症候群 

歯ぎしりや噛みしめにより筋肉が微少損傷を
受けた場合、その部分の筋肉が収縮して、
一般に言う筋肉痛の症状が現れ、
通常は数日から数週間で自己回復します。

しかし
回復の過程でさらに過負荷をかけたり、
冷やしたりして血行の悪い状態にすると、
この収縮が元に戻らなくなり、筋肉が拘縮状態に
なり痛みを発生し続けます。
この状態を「筋硬結」と呼
びます。

硬結部位へ力を加えると強い痛みを感じる事から、
この状態の部位を
圧痛点と呼びます。

この病気の特徴のひとつに、痛みは筋硬結部位
だけでなく、広い範囲に及ぶ
「関連痛」が
あります。

圧痛点の中で
物理的に力を加えると周辺部まで
強い痛みを感じさせる点を、特にトリガーポイント
(発痛点)と呼びます。


例えば、肩こりのある部分を強く押すと歯が痛む
場合に、肩こりのある部分を
トリガーポイントと
呼びます。

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