[噛みしめ呑気症(空気嚥下症の症状)]
・ゲップ ・咽喉の異常感 ・食道の異常感 ・胸の重苦しい痛み ・心臓の圧迫感や痛み ・激しい動悸 ・お腹の張り ・おならがしたくなる ・おならが臭わない ・食欲不振 ・頭痛 ・目の奥の痛み ・疲れ目 ・顎関節症様症状 ・耳鳴り ・めまい(眩暈)・ふらつき感 ・肩こり ・首の痛み ・腕のしびれ
[原因・要因] ・ストレス状態にある人(受験・クラス替え・就職) ・悲観的な考え方の人 ・習慣的に噛みしめることが多い人(TCH歯列接触癖) ・うつむき加減の姿勢をとることが多い人(パソコンやスマホ)
[治療]
(1)心療内科を受診 心療内科とは、精神的や肉体的ストレスが原因で、 痛みなどの身体症状が現れている心身症を治療する 専門科です。
(2)噛みしめ呑気症用のスプリント(マウスピース)製作 当院にて製作致します。
[腹部膨満感総論]
消化器、その他内科的に疾病が無いことが前提です。 疾患が無い、異常が無いと言われた場合の腹部膨満感やゲップ、 放屁の原因は様々で噛みしめ呑気症だけはありません。
例えば、血糖調節障害に伴いアドレナリンが分泌されると、 腹部が冷えます。 腹部が冷えると、腸管から血液へのガス輸送が悪くなり、腹部 膨満感、ゲップ、放屁などの症状が出ることがあります。 また、腸内細菌のバランスが悪くなると、腹部膨満感、ゲップ、 放屁などの症状が悪化します。 大腸粘膜細胞では酪酸を栄養源として利用していますが、大腸に 炎症があると酪酸の利用が低下してガス発生の原因になります。 糖質(炭水化物)の過剰摂取により大腸内にカンジダ菌(カビ)が 大量発生して大腸に炎症を起している人は少なくないと推定されて います。 栄養障害(栄養素不足)により消化酵素が充分に作られないと、 症状が悪化します。 消化酵素が充分に存在すれば、タンパク質は小腸で吸収が終了 します。 しかし、消化酵素が不足しているとタンパク質が大腸まで持ち 越されてしまいます。 そして水素やメタンガスが大量発生してそのまま放出されれば 放屁となり、血管から呼気への経路をたどれば口臭の原因に なります。 焼き肉は好きだけれど、焼き肉を食べた次の日はお腹の調子が 悪いという人は消化酵素不足の可能性があります。
唾液が少なく(ドライマウス)尚且つ、唾液の質が悪いと 唾液がまとまらないために上手く飲み込めません。 無理やり飲み込むと空気を一緒に飲み込むことになり、呑気症を 発症します。 水分は意外に飲み込むのが難しく高齢者にとってむせやすい物の 代表です。 さらに唾液量が減少し、唾液の質が低下すると泡状唾液になり、 いよいよ嚥下困難になります。 そして、唾液過多症であると自己診断する状況に至るのです。 少量の水は、若者にとっても飲み込むのが難しので、異常嚥下癖 などの口腔機能不全があれば空気を一緒に飲み込む呑気症を発症 します。
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