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[1型糖尿病患児の75%でビタミンDが不足]   

HealthDay News  2008年12月19日


1型糖尿病の小児および青年の約75%はビタミンD不足の状態にあることが、米ジョスリン
糖尿病センター(ボストン)の研究で明らかになった。

ビタミンDの欠乏は、特に1型糖尿病患者では将来的に骨障害をもたらす。
ビタミンDは通常、日光浴と食事から得られる栄養素だが、研究者らは 1型糖尿病患者では
ビタミンD値を高めるためにサプリメント(栄養補助食品)摂取が必要としている。


米国小児科学会誌「Journal of Pediatrics」1月号に掲載された報告によると、研究では
1型糖尿病の患児(1.5〜17.5歳)128例のビタミンD値を測定した。
その結果、これらの患児の61%でビタミンDが不足レベルにあり、さらに15%ではビタミンDが
極めて低い欠乏レベルにあることが認められた。
ビタミンDが十分にあった患児は24%に過ぎなかった。


筆頭研究者で同センター小児科主任のBritta Svoren博士は「1型糖尿病患児のビタミンD値は、
われわれの想像以上に深刻な状態にあった」と述べている。
糖尿病が骨の脆弱性につながる骨密度の減少と関連すること、また、ビタミンD欠乏が将来の
骨折リスクを増大させることは知られているが、 Svoren氏はこれらに加えて、ビタミンDが
1型糖尿病発症リスクにも何らかの役割を果たしている可能性を指摘するとともに、
「世界には1型糖尿病以外でもビタミンDの欠乏している児が多くいる」としている。


研究ではまた、年長児ほどビタミンDの不足傾向が著しく、青年では85%でビタミンDが
不適正なレベルにあることが示された。

これらの背景因子の1つとして考えられるのが飲料。
Svoren氏によると、小児や青年のビタミンD摂取経路は多くの場合ビタミンD強化ミルクだが、
青年患者ではそうしたミルクよりも、シュガーフリー(糖分無添加)のコーラを飲む機会が
増加しているという。
この年代の患者では、マルチビタミンと最低400IU/日のビタミンDを摂取することが推奨されて
いる。


小児におけるビタミンD摂取の重要性については、米エール大学(コネティカット州)医学部
予防研究センター部長のDavid L. Katz博士も同様に強調している。
米国小児科学会が最近、小児のビタミンD摂取量の倍増を推奨したことに触れ、「糖尿病患児に
おける骨疾患すべてを予防できるかどうかに関わらず、ビタミンDの補足摂取自体は理に
かなったものだ」として、すべての小児における400IU/日のビタミンD摂取と、特にビタミン
D欠乏のハイリスク児についてはビタミンD値のモニタリングの必要性を指摘している。





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