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<30A>[増える子どもの顎関節症]
[増える子どもの顎関節症]
(あなたの健康百科)
<あごの骨と筋肉のバランス崩れる>
<受験などストレスも原因に>
子どもたちに、顎関節症の患者が最近増えている。
数年前に学校の歯科検診で顎の関節検査が行われるようになって
発見が多くなったのだが、この病気は、悪い姿勢や受験などの
ストレスが原因になることもある。
このため、予防、治療には、まず原因を見極め、それを取り除く
ことが大切だ。
<痛くて開口が困難に>
顎関節症の主な症状について、東京医科歯科大学歯学部付属病院
顎関節治療部の木野孔司助教授は、
(1)顎が痛い
(2)口を大きく開けられない
(3)耳の近くでカクカクと音がする
(4)かみ合わせに違和感がある
(5)口を完全に閉じられない
の5つを挙げ、次のように言う。
「顎関節症は、これら症状のどれか1つ、または幾つかが重なって
表れてきます。はっきりした症状がない場合でも、あくびができない、
指を3本縦にそろえて口に入れることができない、頭痛や肩凝りが
ひどいなどのケースでは、顎関節症が潜んでいることがあります」
子どもの顎関節症は、永久歯が生えそろう12歳前後に、大人と
変わらない食事を取ることが原因の1つと考えられている。
「この時期の子どもは、骨格の成長が急速に進んでいる時なので、
必要以上に顎を使うと、顎の関節を作る骨とそれを動かす筋肉の
バランスが崩れ、顎に痛みなどを引き起こすことになるのです。
また、悪い姿勢や、受験などによるストレスが原因になっている
場合もあります」と木野助教授。
<幼児期から筋肉鍛える>
一般に、受験に当たって、子どもは、寝る間も惜しんで机に
しがみつくことになるが、その際の姿勢が悪いと肩に力が入って
歯を食いしばったり、さらには親の期待が負担になったりすること
などが顎関節症を発症する原因になる。
「顎関節症は、幾つもの原因が重なり、それがその人の限界を
超えたときに発症すると言えます。そのような原因を減らすことが、
予防と治療につながります」
顎関節症になった受験勉強中の子どもが、姿勢を矯正され、
1時間ごとに机から離れて軽い運動をするように指導されたことで、
2週間後には症状がかなり改善したケースもある。
「子どもの顎関節症は、成長過程の時は、すぐに治療をしないで、
学校や家庭での生活状況を調べるのが先決です。学校検診で
顎関節症が疑われた場合は、専門医を紹介してもらって、適切な
指導を受けてください」
顎関節症の予防には、幼児期から噛みごたえのある食品を食べる
ことを心掛け、顎の筋肉を鍛えておくとよい。
http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/kodomo_gakukansetsu.html
<1>「顎関節症」 |
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<3>「顎関節症で自殺考えた元日テレアナ」 |
<4>「顎関節症とは」 |
<5>「美人病とは」 |
<6>「美人病にご注意を」 |
<8>「本当は怖いアゴの痛み」 |
<9>「本当は怖い顔の歪み」 |
<10>「顎関節症の徴候」 |
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