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<29A>[本当は怖い口の開けづらさ
:咀嚼筋腱・腱膜過形成症]
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
『本当は怖い口の開けづらさ〜忍び寄る開かずの扉〜』
T・Tさん(男性)/71歳(発症当時) 無職
定年後、趣味のソフトボールチームを楽しむなど第2の人生を
満喫していたT・Tさん。
これまで1度も大きな病気にかかったことがないのが自慢でしたが、
最近、おにぎりを食べようとした時など妙に口が開けづらいのを
感じていました。
数ヵ月後、虫歯治療のために訪れた歯科医院でも口が大きく
開かなかったT・Tさん。
その様子をみた歯科医師は、「顎関節症」を疑い、T・Tさんに
大学病院の専門医を紹介。
大阪歯科大学附属病院病院長の覚道健治先生による診察と
MRI検査によって、T・Tさんを蝕む病の正体が明らかになりました。
<症状>
(1)口が開けづらい
(2)歯の治療が出来ない程、口が開かない
<病名>咀嚼筋腱・腱膜過形成症
(そしゃくきんけん・けんまくかけいせいしょう)
<なぜ、咀嚼筋腱・腱膜過形成症に?>
そもそも私たちは、咀嚼筋と呼ばれる4つの筋肉を動かすことで、
口を開け閉めしたり、物を食べたりしています。
ところがこの病になると、4つの咀嚼筋と骨をつなぐ腱と呼ばれる
硬い組織が異常発生。
咀嚼筋を覆いつくし、筋肉の動きをさまたげるため、口が開きにくく
なってしまうのです。
T・Tさんの場合は、頭部に位置する咀嚼筋の腱が異常発生。
その結果、口が2cm程度にしか開かなくなっていたのです。
この病の最も厄介な点は、「口が開けづらい」という症状から、
「顎関節症」と誤って診断されてしまう危険性があるということ。
現在、日本人の2人に1人といわれる顎関節症の潜在患者の中にも、
実際はこの病を患っている人が少なくないと考えられるのです。
残念ながら、この病の原因は未だに不明。
治療法も手術以外には見つかっていません。
今回、T・Tさんが受けた手術は、腱で固まってしまった筋肉と
骨の間を切除。
残った健康な咀嚼筋で口の動きを代用させるというものです。
T・Tさんは、手術のおかげで、2cmほどしか開かなかった口が
5cm程度まで開くようになりました。
現在では、以前のように大きく口を開け、食事が出来るように
なりました。
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