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親知らず抜歯には個人差 長時間手術や麻痺の恐れも    
                                  

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[親知らず抜歯には個人差]    


(共同通信社 最新医療情報  2008年4月22日)



<長時間手術や麻痺の恐れも><十分説明聞いて治療を>
痛みや顔の腫れから、できれば早く済ませたいと思う親知らず(智歯)の抜歯。
歯の状態は個人差が大きく、手術の難易度もまちまち。
長時間かかったり、神経の損傷で麻痺などが残ったりする場合もわずかにあるため、
十分な説明を受け、リスクも知って治療を受けることが大切だ。



<甘かった認識>
「これが原因で噛み合わせが悪い。抜きましょう」
派遣社員A子さん(42)は福岡市に住んでいた昨年夏、検診に訪れた自宅近くの歯科医に
こう言われ、左下の智歯を抜く手術を受けた。
「過去に2本抜いていたので気楽だった」というA子さん。
だが、抜歯は2時間半たっても終わらない。
途中で2度目のエックス線検査。
ほかの患者の治療も入り、医師は行ったり来たり。
結局「一部しか取りきれませんでした。また来てください」と告げられた。


3カ月後、A子さんは転居した都内で総合病院の歯科口腔外科を受診。
診察や歯全体のエックス線検査の後、歯ぐきを切開することや、稀にしびれが残る可能性などを
文書も使い説明された。
「抜歯は立派な手術ですね。認識が甘かった」とA子さん。

次の受診で抜歯は順調に終わった。

担当医は「智歯が奥のあご骨に引っ掛かりうまく抜けなかったのでは。骨を削り
すき間をつくるなど、ケースごとにさまざまな手技を使い分ける必要がある」と説明する。



<虫垂炎並み>
大人の歯は通常、12〜13歳ごろまでに前歯から第2大臼歯まで計28本生える。

これに遅れて出るのが智歯で「第3大臼歯」とも呼ばれる。
智歯は退化途上の歯とされ、生えるかどうかや本数には個人差がある。

上、下ともまっすぐに生え、粘膜の上に出ていればあまり問題ないが、横向きや斜めで
第2大臼歯に当たったり、一部だけ出たりすると、虫歯や「智歯周囲炎」という炎症、
顎関節障害の原因になり、抜歯が必要になることが多いとされる。


粘膜や筋、骨を処置する抜歯手術は「虫垂炎(盲腸)くらいの侵襲度」と説明するのは、
佐々木歯科・口腔顎顔面ケアクリニックの佐々木研一院長。
佐々木さんによると、智歯は位置や向きだけでなく、根の大きさや形も多彩。
エックス線では把握できない場合もある。
年を取るにつれ骨が硬くなり、歯と骨との癒着も起きやすくなるため手術の難易度、
リスクとも大きくなる。



<軽く考えないで>
最も注意を要するのは、下の智歯を抜く際の神経の損傷。
根のわずか2.7ミリ(平均)先を通る「下顎管」の中にある神経を、歯を分割する際に
切断したり、乱暴な抜歯で傷つけたりすると、修復手術が必要になり後遺症が出ることも。
あごの骨の内側を走る「舌神経」を傷つけることもある。

「神経に関する知識を持った上で、智歯の状態を正確に把握し、確実な抜歯計画を
立てることが重要」と、佐々木さん。

最初から智歯と神経が接している場合は、抜歯で神経が露出し、唇や顔にしびれや麻痺が
出やすい。
多くは1週間ほどで回復するが、2〜3カ月かかる場合もあり、リスクは数%だという。


心臓病や高血圧などの人、骨粗しょう症薬の一種を服用中の人なども注意が必要。


佐々木さんは「診察や検査で抜歯前に数回通ってもらうこともある。怖がる必要はないが、
あまり軽くも考えないで」と話している。



智歯は近年、第2大臼歯抜歯後の移植や、組織の一部を利用した再生医療研究にも
利用されており、抜歯に当たり説明する歯科医も増えている。



(共同通信 江頭建彦)



http://www.47news.jp/feature/medical/news/080422shika.html

 

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