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最近の関心事や知ったこと
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[ベーチェット病の口腔潰瘍にアプレミラストが有効] (ケアネット 2015年4月27日)
ベーチェット症候群の特徴的な病変である口腔潰瘍の治療に、 アプレミラスト(国内未承認) (ホスホジエステラーゼ4阻害剤)が有効であることが、 トルコ・イスタンブール大学の Gulen Hatemi氏らの検討で明らかとなった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/39844
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<ベーチェット病と亜鉛欠乏との関係>
ベーチェット病治療に 亜鉛投与が有効な場合があるとの報告があります。 逆に考えれば、 亜鉛欠乏が一部のベーチェット症状を引き起こしている ことになります。
亜鉛の吸収は、 タンパク質やその他の栄養素によって大きな影響を受けます。 牛乳たんぱくは亜鉛の吸収を低下させます。 大豆タンパクは亜鉛の吸収を阻害します。 フィチン酸は亜鉛の吸収を著しく阻害します。 フィチン酸とカルシウムとの組合せは、 亜鉛の吸収をさらに著しく阻害します。
ベーチェット病はシルクロード沿いに多くて、 特に日本に多い疾患です。 大豆タンパクが多く、フィチン酸(玄米などの穀類)が多い 日本の食文化が関係しているかも知れません。
亜鉛は魚介類や牛肉に多く含まれます。 海から遠くて魚介類の摂取が少なく、 豆類やフィチン酸が多い地域に、 ベーチェット病が多いのかも知れません。
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<再発性アフタ>
再発性アフタのうち、 家族発症性で、尚且つ若い女性の場合、 胃潰瘍治療薬が有効なことが多いそうです。
胃粘膜萎縮を引き起す原因が 再発性アフタの発症に関与している可能性があることになります。
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[口内炎(目次)]
更新日:2015年5月2日