|
麻酔注射アレルギー
|
麻酔注射のアレルギー(アナフィラキシーショック)は 注射液に添加されていた防腐剤(安息香酸など)が 主原因であるという説が有力です。
安息香酸などの防腐剤は口紅などの多くの化粧品に含まれていて、 安息香酸を大量に体内に蓄積している患者さんが 安息香酸などの防腐剤が添加された注射液が引き金となって 運悪く 麻酔注射のアレルギー(アナフィラキシーショック)を発症したと 考えられています。
花粉症や食物アレルギーと同じ発症メカニズムです。
現在の麻酔注射液は 防腐剤が含まれなくなっています。
<アドレナリン=エピネフリン犯人説> 昔は、アドレナリン=エピネフリンが原因だとされていました。 大学の講義でも習いました。
しかし、 アドレナリン=エピネフリンは 体内で生合成される ホルモンであり、神経伝達物質です。
そのホルモンや神経伝達物質が 8万分の1しか含まれていないのに 問題を起すでしょうか。
そもそも アレルギー(アナフィラキシー)の際の 第1選択薬は 「エピペン」(アドレナリン=エピネフリン) なのです。
また、心臓が止まりそうな時の 第1選択薬は 現在はバソプレッシンですが つい最近まではアドレナリン=エピネフリンだったのです。
ER緊急救命室などの医療ドラマでも 「エピ大量投与!」 と叫んでいます。
|
「アドレナリン=エピネフリンとは」
|
|
|
|
|
|