歯周病

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ピクチャ 5

顎骨における骨髄造血

どこで血球を作っているのかという問題には様々な説が
あります。

医学の教科書的には、子ども時代は全身の骨の骨髄で
造血している、成人になると骨盤などの扁平な骨だけで
造血するようになると書いてあります。

これに対して、主に下顎骨の骨髄において造血していると
する学説もあります。
それでなければ、上記の新陳代謝が10倍以上という現象が
説明できないからです。

顎骨には軟何千回という咀嚼力がかかり、負担が大きい
のは確かです。
しかし、常時重力に対抗している背骨(脊柱)にも大きな
負荷がかかっています。
力の負荷だけでは、新陳代謝のスピード差を説明できません。

下顎骨が吸収して極めて薄くなっている高齢者がいます。
下顎骨が薄い高齢者は、認知症の発症確率が高い傾向に
あります。

下顎骨が薄いと入れ歯が作れないか、作っても安定
しません。
咀嚼回数が少ない場合、脳に行く血流が減少して
認知症を発症しやすくなることは、いくつかの調査で
はっきりしています。

一方、下顎骨造血説では、下顎骨が薄いと充分な血球
(赤血球・白血球など)を作れないので、全身にも脳にも
酸素や栄養が配送されずに認知症を発症すると考えて
います。