歯周病の鑑別疾患 

天疱瘡/類天疱瘡 

天疱瘡/類天疱瘡の再発予防に最も関連している栄養素は亜鉛です。
保険治療で血液検査が可能です。
  ・血清亜鉛
  
・抗デスモグレイン1 IgG抗体(抗表皮細胞間抗体)
  ・抗デスモグレイン3 IgG抗体(抗表皮細胞間抗体)




[口唇ヘルペス(単純疱疹)] 

<ヘルペスウイルスは宿主を見限る>
多くのウイルスは宿主(ヒトの体内)で増殖し、宿主を弱らせ、
増殖が大成功すれば宿主を殺します。
野生動物であれば、死体を別の動物が摂取するので、ウイルスは
次の動物で増殖するチャンスはああります。
次の動物に移動した多くのウイルスは次の宿主の消化器系免疫力に
よって排除されるでしょうが、生き残るチャンスが無くは
ありません。
しかし、宿主がヒトの場合はほとんどが火葬されるため、
ウイルスは死滅します。

一方、「ヘルペスウイルス科」のウイルスは、宿主の体力が
低下すると宿主を見限って、もっと元気そうな宿主を探すために
脱出しようとする性質があるそうです。
その典型例が「口唇ヘルペス」だったり「難治性口内炎」、
「帯状疱疹」だったりします。
チャンスがあれば水泡が破れて、より体力のある宿主に乗り換え
られればラッキーだと思っています。

口唇ヘルペスができたり口内炎が治らない場合には、体力が低下
しているサインなので要注意です。
大きな病気をしていないのに体力が低下する主な原因は栄養障害
です。
その他に病気が隠れている可能性もありますので、心配な場合には
大きな病院で検査を受けた方が良いでしょう。

参考:疲労学セミナー


山田毅著「病原体とヒトのバトル」によれば、単純ヘルペス1型は
多発性硬化症と関係している可能性が高いそうです。
また、単純ヘルペス1型に胎児(妊娠中)期に感染するとアルツ
ハイマーになりやすい可能性があるようです。
単純ヘルペス2型に胎児期に感染すると統合失調症になりやすい
可能性があるそうです。




[白血病]  

白血病の初期症状が歯肉出血ということがあります。




[歯肉癌] 

歯肉がやや白く、カンジダ症や扁平苔癬に似ている場合は要注意
です。
 

歯周病

特殊な歯周病 

薬剤性の歯周炎 

歯周病の鑑別疾患 

歯周病と全身疾患との関係 

歯周病は前癌病変 

歯肉出血時の手当て

下顎骨における骨髄造血説 


咬合(噛み合わせ)

歯ぎしり 

*カンジダ症 

ドライマウス口腔乾燥症 

栄養医学療法 


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