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[顔面神経麻痺]
更新日:2013年9月3日
顔面神経麻痺
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顔面神経麻痺の主な診療科は大学病院や総合病院の耳鼻咽喉科です。 紹介状をお書きします。
味覚障害が初発症状のことが少なくありません。 急激な味覚障害は、 顔面神経麻痺か、 その他いくつかの重大な病気のことが多いので要注意です。
顔面神経麻痺のほとんどのケースでウイルスが関与していますので、 まずは「抗ウイルス薬」を服用した方が良いと思います。 ウイルスの種類を確定できないことも少なくありませんが、 何らかのウイルスが関与している可能性が高いと、年々考えられてきています。 抗ウイルス薬は ウイルスを絶滅できませんが、 数を減らすことで悪化を防止できる可能性が高く、 体の抵抗力以下までウイルス数を減らすことを目指します。
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顔面神経麻痺と栄養療法
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顔面神経麻痺は後期高齢者の病気です。 つまり、体の抵抗力が弱っている人の病気です。
若くして顔面神経麻痺を発症する人もいますが、 それは、 重度の栄養障害(栄養素不足)を示唆しています。
栄養障害を放置しておけば、 再度、顔面神経麻痺にかかる可能性があります。
また、 他の大きな病気を発症する可能性が高い状態です。
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「栄養医学療法」
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顔面神経麻痺のリハビリと栄養療法
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不幸にして顔面神経麻痺を発症した場合、 リハビリと並行しての 栄養療法が有効なことがあります。
神経再生に有効な栄養素としてビタミンB12が有名ですが、 ビタミンB12だけ摂取すれば良いという話ではありません。
顔面神経麻痺を発症するということは 様々な栄養素が不足している重度の栄養障害ですから、 欠乏している栄養素を全部補う必要があります。
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ヘルペスウイルスは宿主を見限る
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多くのウイルスは宿主(ヒトの体内)で増殖し、宿主を弱らせ、 増殖が大成功すれば宿主を殺します。 野生動物であれば、死体を別の動物が摂取するので、 ウイルスは次の動物で増殖するチャンスはああります。
次の動物に移動した多くのウイルスは 次の宿主の消化器系免疫力によって排除されるでしょうが、 生き残るチャンスが無くはありません。
しかし、 宿主がヒトの場合はほとんどが火葬されるため、 ウイルスは死滅します。
一方、 「ヘルペスウイルス科」のウイルスは、 宿主の体力が低下すると宿主を見限って、 もっと元気そうな宿主を探すために脱出しようとする性質があるそうです。
その典型例が 「口唇ヘルペス」だったり「難治性口内炎」、「帯状疱疹」だったりします。
チャンスがあれば水泡が破れて、 より体力のある宿主に乗り換えられればラッキーだと考えて チャンスを待っています。
口唇ヘルペスができたり口内炎が治らない場合には、 体力が低下しているサインなので要注意です。
大きな病気をしていないのに体力が低下する主な原因は、 栄養障害(栄養素不足)です。
[参考]疲労学セミナー
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「ヘルペスウイルスの仲間」
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「顔面神経麻痺の症状」
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「顔面神経とは」
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「味覚障害(目次)」
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「口内炎(目次)」
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「帯状疱疹(目次)」
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