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注目される高精度放射線治療
          がんをピンポイント破壊
 進行性患者の延命例も


(熊本日日新聞  2009年6月)(医療QQ)


近年の放射線治療の進化は著しい。
がん組織をピンポイントで破壊する高精度装置の登場で、進行がん患者の延命や一部のがんの
治癒例も出始めた。

熊本放射線外科(熊本市出水)の古後佳生院長は「これまで全くお手上げだった進行がんでも、
放射線治療と化学療法の組み合わせで戦える状況になってきた」という。

同放射線外科は2005(平成17)年に最新鋭の定位放射線治療システム「ノバリス」を全国で
3番目に導入。
4年間で世界最多の延べ2300人の治療を実施した。
県内の主要病院からの紹介のほか、九州内外からも患者が訪れる。

ノバリスは、ドイツのメーカーが開発。
赤外線とX線による患者の位置決め機能と、多方向から目標病変だけに放射線を絞り込み
強弱をつけて精密に照射する機能を組み合わせたハイテク装置。
1997年に米カリフォルニア大ロサンゼルス校が世界で初めて導入した。
日本では2006年、厚生労働省が先進医療として承認した。

脳腫瘍治療で成果をあげるガンマナイフ、サイバーナイフの後継機ともいえるが、ノバリスは
両者に比べ照射範囲が10センチ ×10センチと広く肺がん、肝がん、前立腺がんなど体幹部にも
応用できる。
「胃がんには使えないが、体幹部でもかなりの固形がんに使える。手術の負担が大きい高齢者や
子どもにも適している」と古後院長。

同放射線外科で治療を受けた肺がん脳転移患者(Ⅳ期=一般に余命半年程度)約300人で
3年生存が30%弱に上った。

大腸がんが脳深部に転移(径5.5センチ)した70歳代の患者は、手術ができないため熊本市内の
病院から紹介されてきた。
受診時、意識障害があったが、治療2週間後には会話が可能になり、2カ月後には画像上も
がん組織の破壊が見られ、ほぼ消失状態となっている。

手術が難しく、抗がん剤が効かない頭蓋内の腫瘍治療では、いまや大きな役割を担う。

また、前立腺がんなどでは、手術と同等の治療成績を挙げている。


実際の治療は、事前にプラスチック製のマスク(シェル)を患者の頭や体の形に合わせて作製
(約20分)。
当日は、マスクを装着して20~30分の照射で済むので通院で治療できる。
痛みはなく分割照射が可能。
がんの部位、大きさなどに応じて2日から2週間程度の治療を行う。

費用は、頭頸部は保険3割負担で20万円程度。
高額療養費制度が利用できる。

体幹部は保険がきかないため100~200万円。


同放射線外科は、さらに来年4月、改良型のノバリスTxを世界に先駆け導入する。
Txは照射範囲が40×22センチと大幅に拡大されるため、大きな腫瘍もカバーできるし、
脳全体に広がった多数の小病変にも対応できるようになる。

肺がんや乳がんは進行すると脳に転移して亡くなるケースが多いが、古後院長は
「サイバーナイフやノバリスで脳の治療は非常に進んだ。がんの種類や広がりによっては
治癒も可能。治癒ができなくても症状の改善や痛みを抑えることができるので、延命の質が
良くなり、原発のがんと戦うこともできるようになった」と話す。




(坂本収典)




http://qq.kumanichi.com/medical/2009/06/post-297.php  











 

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