ビタミンCの静脈内点滴療法

ビタミンCの静脈内点滴療法は
比較的多くの医療機関で実施されています。

当院では実施しておりませんので、
紹介状をお書き致します。

ビタミンCの動脈内注射療法

口腔がんを含む頭頚部がんに対して
静脈ではなくて動脈にビタミンCを投与する治療法が
始まっています。

現在のところ、
再発症例に対して実施されているようですが、
今後は初発症例に対しても
実施されるようになると思います。

ビタミンCの癌（がん）に対する作用

ビタミンCは代謝によって過酸化水素（H2O2）を発生します。
過酸化水素の殺菌消毒作用によって
癌（がん）細胞がダメージを受けます。

一方、
正常な細胞はカタラーゼ（酵素）によって
過酸化水素を無毒化できます。



ビタミンCは白血球やマクロファージの機能を高めて
免疫機能増強します。



ビタミンCは
抗がん活性を有するインターフェロンの産生を促します。



ビタミンCはウィルスを不活性化します。
癌（がん）の中には
ウイルスが原因のものも少なくありません。



ビタミンCはニトロソアミンの生成を防ぎます。
ニトロソアミンが発生する胃の癌（がん）を
抑える可能性があります。



癌（がん）の塊や強い炎症に対して
生体はコラーゲン線維によって
それらの周囲を取り囲み、拡大を阻止します。
癌（がん）の成長や転移を阻止します。
コラーゲンは、タンパク質を原料に
鉄とビタミンCとの働きによって生成されます。

歯肉も歯槽骨も
主成分はコラーゲン線維ですので、
ビタミンCが不足していると
歯周病が進行悪化します。

「口腔癌（がん）目次」

「口腔癌の疫学」

「口腔癌の治療法」

「口腔癌の栄養療法」

「口腔癌のビタミンC療法」

「がん発症前の血液検査データ」

「がん発症後の血液検査データ」

「栄養学的予後指標（PNI）」

「癌患者さんはタンパク質欠乏」

「癌患者さんは鉄欠乏」

「放射線治療に対する栄養療法」

「抗がん剤治療に対する栄養療法」

放射線治療

「舌がんの放射線治療」

「口腔癌で放射線治療を使用する場合」

「高精度放射線治療装置」

「口腔がん、副作用なく陽子線治療」

「舌がんの陽子線治療」

口腔癌（がん）

「口腔癌（がん）の概説」

「口腔癌（がん）とは」

「前がん病変に注意」

「意外に多い口腔がん」

「油断できない口腔がん」

「故・星新一さん」

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上顎洞癌

「上顎洞癌とは」

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「舌癌とは」

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