顎関節症
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2011年9月、左側顎関節症(顎関節痛)を発症しました。
元々噛み合わせの問題で顎関節症予備軍であったのに加えて、 長時間右下の横向き寝をしてしまったのが原因でした。
患者さんに横向き寝を注意する立場なので、 もちろん自分自身でも気をつけていて、 なるべく仰向け寝で、 横向き寝の際には左右均等になるようにしています。
ところが、 1晩だけあまり寝返りもせずに、 長時間右下の横向き寝をしてしまいました。
枕が下顎を左側に偏位させて、左側の顎関節痛を発症したのでした。
幸い、薬剤治療とスプリント治療によってすぐに治りました。
翌月、2011年10月に 知人が右側顎関節症(顎関節痛)で来院しました。 話を聞くと、長年左下の横向き寝でした。 噛み合わせ(2番ロック)によって下顎が右側へ偏位しにくかったために、 これまで顎関節症を発症しませんでした。
しかし、 加齢に伴い歯が磨耗して下顎が右側へ動くようになってきたのです。
左下の横向き寝の習慣によって、 枕が下顎を右側に偏位させて右側の顎関節痛を発症したのでした。 起床時に 上下顎がズレているのが自覚できる程でした。 私よりも横向き寝の時間が長いために、 また仰向けでは寝られないとのことで やや重症で治療に時間がかかりましたが、軽快治癒しました。
私の場合はまだこれでも顎関節症としては軽度です。 歯列が変形していないからです。
一方、 知人の方は若干歯列が変形し始めているので、 軽度から中等度への段階です。 この段階で止まれば、 全顎的な噛み合わせ治療や歯列矯正治療をしなくて済みます。 さて、左下の横向き寝を改善できるでしょうか・・・・・
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「院長未病道楽」
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