<<<タバコと歯周病>>>

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タバコを吸う人は歯周病にかかりやすく、進行も早く、治療しても治りにくい
傾向にあります。

上図は、喫煙歴と歯周ポケット(進行度の目安のひとつ)との関係をあらわした
グラフです。
30Pack-Year(1箱*30年/2箱*15年)以上の人は、非喫煙者の5.27倍歯周病が
進行しやすいことを示しています。


喫煙と肺癌など呼吸器系疾患はとの関係は直感的に理解しやすいですが、
一方、喫煙とその他の疾患との関連はわかりにくいものでした。

しかし、口腔内細菌(歯周病菌)と全身疾患との関連を考慮すれば、
  喫煙>歯周病進行>歯周病菌増加>全身疾患
の図式で理解しやすくなります。



       [タバコによる歯周組織へのダメージ]

*ニコチンは歯肉の血流を悪くする>歯肉の酸素不足・影響不良
*タバコは唾液の分泌を抑える>唾液減少>ドライマウス>歯垢や歯石の増加
*タバコは白血球の働きを抑える>免疫力低下>歯周病進行
*タール:発癌性
*一酸化炭素:血液中の酸素運搬を妨害する>歯肉の酸素不足

 


   <喫煙者>やはり「死亡率高い」北海道の医師分析

 

                        (2006.06.02毎日新聞)

 

高血圧、高血糖、高コレステロールより、死につながりやすいのはたばこで、
受動喫煙でもアスベストやディーゼル排ガスを上回る被害が出ている。

北海道・深川市立病院の松崎道幸医師(呼吸器内科)が、6日までの世界禁煙
週間に東京都内で開かれている日本呼吸器学会で、こう訴える。
国内外の各種調査を分析した結果で「禁煙こそが最も重要な病気予防策だ」と
いう。

松崎医師は、茨城県などが実施した調査に着目した。
40歳から79歳までの健診受診者約9万8,000人を、1993年から2003年まで追跡し、
検査値や生活習慣と死因を調べた結果、
   
喫煙者の死亡率は、吸わない人に比べて男性で1.6倍、女性で1.9倍
だった。これに対し、
   高血圧や高血糖患者の死亡率は、1.3倍から1.5倍
だった。
   
肥満や高コレステロールでは、死亡率は正常な人と変わらなかった


特に「現役世代」ともいえる64歳以下の男性では、喫煙者の死亡率は吸わない
人の2.1倍に達した。
松崎医師は「
男性全体の死亡の24%は禁煙していれば防げたと考えられる
たばこが男性の早死にの最大の原因だ」と指摘する。

一方、喫煙者と同居し受動喫煙を受ける人の年間死亡率は、受けない人に
比べ、1.15から1.34倍に高まるとの調査結果が、ニュージーランドと香港で
出ている。
松崎医師によると、日本に当てはめると、10万人あたり170人から300人程度が、
毎年、受動喫煙の影響で死亡することになるという。


これに比べ、アスベスト(石綿)にさらされる職場で働いた人では、死亡増は
年間10万人あたり約100人、東京都心でディーゼル排ガスを吸って暮らす人は
同約6人と推定されるという。


松崎医師は「血圧や血糖が高いと健診で要治療とされるが、もっと死亡率が
高い喫煙は放置されている。
健診で喫煙の有無を調べて、禁煙を強く勧めるシステムが必要だ」と話して
いる。

                          (文:高木昭午)


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喫煙とインプラント予後

インプラントの失敗率を比較しますと、喫煙者は非喫煙者の5〜6倍に
なります。

これは、歯周病の進行度合い(上記)5.27倍とほぼ一致します。