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水銀は糖尿病まで引き起こす? 若い頃の暴露でリスク1.7倍     
 

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[水銀は糖尿病まで引き起こす? 若い頃の暴露でリスク1.7倍 米研究]     


(あなたの健康百科  2013年2月27日)


脳や神経、腎臓など体にさまざまな障害をもたらす水銀だが、若い頃から体に多く蓄積すると
糖尿病も引き起こすという可能性が出てきた。


米インディアナ大学ブルーミントン校公衆衛生学部のKa He教授らは、20~30歳の男女を
18年間追跡したところ、体内の水銀蓄積量が多いグループで糖尿病の発症リスクが1.7倍
高かったと、2月19日発行の米医学誌「Diabetes Care」(電子版)に報告した。
水銀の蓄積量が多いほど、血糖をコントロールするホルモン、インスリンを分泌する能力が低下
していたという。



<足の爪から水銀量を測定>
水銀は毒性が高いことで知られており、中でも水俣病の原因物質となったメチル水銀などの
有機水銀は、少量でも脳を中心にさまざまな臓器を破壊し、死に至らせる場合もある。

現在では多くの国で水銀の規制を行っているが、魚介類、特にマグロなど大型の魚では
水銀濃度が高く、これらを多く食べる人々では知らないうちに水銀が体にたまっている、
なんてこともあるようだ。

そのため厚生労働省は、特に妊婦に対しては食べる量を制限するよう呼び掛けている
(リンク:
これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと)


He教授らは、糖尿病発症していない20~32歳の男女3,875人の足の爪から水銀量を測り、
量によって5つのグループに分類(最も多いグループの平均値は爪1グラム当たり
0.607マイクログラム、最も少ないグループでは0.073マイクログラム)。
平均で18年間追跡した。

なお、体にたまった水銀は髪の毛や爪などに排せつされることが多いという。

検討の結果、爪の水銀量が最も多いグループが18年間に糖尿病を発症した割合は、最も少ない
グループの1.65倍だった。

水銀蓄積量と血糖値や血液中のインスリン濃度などとの関係を検討したところ、いずれも
認められず、インスリンを分泌する能力を表す「HOMA- β」だけが、水銀蓄積量が増えると
低下していた。
He教授らによると、これまでの研究によって、メチル水銀がインスリンを分泌する膵臓の
細胞(β細胞)の機能を低下させることが示唆されているという。



<不飽和脂肪酸やマグネシウムで相殺される?>
以上の結果について、He氏らは「これまで明らかにされなかった長期的なデータが得られた」と
主張した。

一方で、魚介類にはメチル水銀だけでなく、体に良いとされるEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸も
多く含まれており、その働きによって糖尿病リスクの抑制効果も期待されるという日本からの
報告や(「Clinical and Experimental Pharmacology Physiology」2000; 27: 412-415)、
魚の消費と糖尿病リスクに関連が示されなかったとの報告(「Diabetes Care」2012; 35:
918-929)、マグネシウムを取ると糖尿病発症リスクが減ったとする報告(同誌2011; 34:
2116-2122)などにも言及。

その上で、「水銀と糖尿病リスクの関連は、ω(オメガ)3系多価不飽和脂肪酸やマグネシウムを
取ることで軽減されたり、消失されたりする可能性も考えられる」とコメントしている。



http://kenko100.jp/news/13/02/27/02    



 

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