<症例1>
40代男性。 舌の右側の痛みを訴えて来院。 咬合診断の結果、右側の歯列が狭くなっていることが判明。 最も歯列が狭くなっている所の歯を調整したところ、舌痛症が 少し改善した。 その後、歯列が狭くなっている所を拡大する歯列矯正治療を 行ったところ、さらに舌痛症が改善して気にならないレベルに なった。
<症例2>
40代女性。 舌の左右両側の縁の部分の痛みを訴えて来院。 咬合診断の結果、噛み合わせ(咬合高径)が低くなっていることが 判明。 低い噛み合わせを補正するために、ガムを上下の歯列にはさんで 対応していた。 しかし、常にガムをはさんでいられないため、無意識のうちに 舌の縁の部分を歯列にはさんでいた。 マウスピース(スプリント)で噛み合わせ(咬合高径)を高く したところ、舌痛症が少し改善した。 その後、クラウン(冠)を作り直したところ、さらに舌痛症が 改善して、気にならないレベルに落ち着いた。
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