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[FQA ガルバニー電流と金属アレルギーについて]
カルバニー電流と金属アレルギーについて
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カルバニー電流、金属アレルギーについて 相談させて頂きます。
昨年秋頃に上奥歯の虫歯治療をし、 その際保険適用の銀のクラウンを入れました。
直後は何ともなかったのですが、 その後、数ヶ月経ってから 口の中が酸っぱいようなしょっぱいような 金属のような味がするようになりました。 ときどきアルミ泊を噛んだような不快感もあり、 舌もしびれたような感覚もあります。
金属の詰め物は他にも幾つかあります。
ネットで調べてみたところ 「カルバニー電流」とか「金属アレルギー」が ヒットしましたが、 これらである可能性はありますか?
また、 クラウン装着後数ヶ月経って現れることもあるのでしょうか?
お忙しいところすみませんが、 ご回答の程よろしくお願い致します。
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こんにちは、横山歯科医院・横山です。
カルバニー電流は 通常1か月以内に発症することが多いようですが、 時には数か月後に発症することもあります。
それは、 咀嚼によって 金属が削れて剥がれたり、溶け出したりするのに 時間がかかるためと考えられています。
噛み合っていない離れた場所の金属間での カルバニー電流や金属アレルギーも起こりえます。
尚、 ガルバニー電流による痛みや異常味覚(金属味)が 落ち着くのには長期間かかることが少なくなく、 私自身の場合には4〜5年かかりました。
歯と歯とが極めてわずかに離れた状態で、 そのわずかな隙間に唾液が入った時に 痛みが強くなるようであれば、 カルバニー電流の可能性が高いと思います。
また、別の問題として、 噛みしめ(食いしばり)による酸味臭や舌のしびれも 起こりえます。
入れたばかりの金属が気になって、 或いは無意識に噛みしめてしまい、 噛みしめに伴う諸症状が生じることもあります。
さらに、 栄養障害(栄養素不足)が原因の可能性もあります。 栄養障害に伴う味覚障害 (口の中が酸っぱいようなしょっぱいような金属のような味がする) と、 栄養障害に伴う舌痛症 (舌もしびれたような感覚) とが発症した時期に、 虫歯ができた可能性もあります。
虫歯の主な原因は栄養障害(栄養素不足)です。 栄養障害(栄養素不足)が進行して虫歯ができ、 同時期に口腔内諸症状が出現することは、 珍しいことではありません。
ご参考になれば幸いです。
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