|
最近の関心事や知ったこと
|
<航空歯痛>
高高度を飛行する(気圧が低い)時に出現する歯痛のことを 「航空歯痛」と呼びます。 乗客にも出現することがありますが、 高高度を飛行する頻度の差から、乗務員に多く見られます。
歯科治療時に麻酔が効き難かった人や、 根管治療が難治性だった人に多くみられます。 大きな虫歯が無い人には基本的に生じません。
上顎洞などの副鼻腔の空気が膨張して痛みを感じる際に、 誤作動で歯に痛みを感じるのではないかという説もあります。 となると、 鼻炎や副鼻腔炎、耳管狭窄症があって、 尚且つ大きな虫歯がある人に生じることになります。
痛みを感じるのは、歯や上顎洞ではなくて脳なので、 脳に痛みの記憶が残っているのが、 様々な慢性疼痛が出現する大きな要因と考えられています。
学生時代に航空歯痛の患者さんを担当(助手)しました。 根管治療が上手な担当医が、 何度も根管治療をやり直していましたが、 あまり改善しませんでした。
鼻炎や副鼻腔炎、耳管狭窄症の治療をするか、 脳の誤作動を軽減するような対策が 有効なのかも知れません。
|
<難治性根管治療と咬合療法との関係>
態癖(生活悪習癖)による外力が続いていると 根管治療による痛みが取れ難い傾向にあります。
|
<難治性根管治療と栄養療法との関係>
鉄欠乏性貧血に加えて いくつかの栄養障害(栄養素不足)が重なると 根管治療による痛みが取れ難い傾向にあります。
|
|
|
|
|
|
Home>
[根管治療(目次)]
更新日:2015年3月19日