[女性に多いシェーグレン症候群―目が乾燥し喉も渇く]    

(あなたの健康百科  2012年7月30日)



<気付いていないケースも>
シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺に障害が起きる病気。
あまり知られていないせいか、潜在患者が多いとみられている。
適切な治療を受けるために、まずどんな病気なのか理解したい。
鶴見大学歯学部(神奈川県)口腔外科の中川洋一講師に聞いた。



<患者は約100万人>
シェーグレン症候群は自己免疫疾患の1つ。
普段は外敵から身を守っている免疫が自分の体を攻撃して起こる
もので、同症候群では主に涙腺や唾液腺が壊される。
全国で100万人近くの患者がいると推定されているが、この病気に
気付いていないケースも多いようだ。

中川講師は「圧倒的に女性、それも50歳代以上の女性に多いのが
特徴です。その原因は分かっていませんが、ホルモンの関与が
考えられています」と話す。

最初は目の乾きや喉の渇きが主な症状だが、涙腺や唾液腺が
壊されるため、二次的にいろいろな病気を合併しやすいという。
「唾液腺が壊されて唾液の分泌が低下すると、口の中の抗菌作用も
低下して虫歯、歯周病、カンジダ症などを起こしやすくなります。
また、涙腺が壊されて涙が出にくくなると、ドライアイや角膜炎、
結膜炎につながります」(中川講師)



<糖尿病と誤解する人も>
さらに問題なのは、目と口の症状が同時に起きないケースが
あること。
「目の症状が強い場合は眼科を受診しがちです。逆に口の渇きが
強い場合は、糖尿病ではないかと素人判断する人もいます」
(中川講師)。
このため、シェーグレン症候群を見逃して適切な治療を受けて
いない人もいる。
中川講師は「ドライアイを疑って眼科で治療を受けても改善しない
とか、口の渇きがいつまでも続くような場合は、眼科と口腔外科が
ある病院を受診するとよいでしょう」とアドバイスする。


診断では、口唇生検といって唾液腺の破壊状態を診る検査や、
唾液腺の造影検査、涙の量を測る検査、それに血液検査などが
行われる。




http://kenko100.jp/kenko/2012/07/30/02     









 

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