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食べて予防するうつや認知症 アミノ酸や葉酸が不足    
                         

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[食べて予防するうつや認知症 アミノ酸や葉酸が不足]     

(朝日新聞  2012年11月13日)


うつ病や認知症など、脳の病気に対する栄養療法が注目されています。
食事に気をつけることは、脳の健康を保つことにもつながりそうです。

精神疾患と栄養の関係が注目され始めたのは、5年ほど前から。
うつ病になるリスクと食事の傾向や栄養療法による効果などが欧米で、次々と発表されて
きたからだ。


国立精神・神経医療研究センター神経研究所の功刀浩さんによると、最も研究が進んでいるのは
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)など、イワシやマグロなどの魚に
多く含まれる「n-3系不飽和脂肪酸」と精神疾患の関係。

2006年に米国の研究者が、1999年〜2005年に発表された約30本の論文を分析した結果、
n-3系不飽和脂肪酸の摂取がうつ病の予防や治療に有効と結論づけている。

この脂肪酸は、神経に栄養を与える物質を増やし、脳神経の情報を伝えやすくする働きがある
ため、精神疾患にも影響すると考えられている。


日本でも、研究され始めている。
功刀さんらも、うつ病治療中の患者99人と、持病のない成人男女110人の食生活調査し、
血液検査の結果と合わせて比較してみた。
食事メニューとの関連は解析中だが、血液検査の結果では、うつ病患者は、神経伝達物質を
作り出すのに必要なセロトニンなどのアミノ酸が有意に少なかった。
野菜に多く含まれる水溶性ビタミンの葉酸も少なかった。
特にモロヘイヤやブロッコリー、ホウレンソウなどに多く含まれる。
中には、野菜を全く食べていないうつ病患者もいた。

「うつ病も生活習慣病」と功刀さん。
「栄養に気を配ることは、脳の健康にとっても意味があることなんです」



脳と栄養については、血糖値の観点からも研究が進んでいる。
徳島大学医療栄養科学講座の武田英二教授は「急激に血糖値を上げないことも重要」と話す。
糖尿病患者におけるうつ病の割合は15〜20%と、一般人の約3倍。
急激な血糖値の上昇が慢性的に続くと、脳にもストレスをかけるという。

武田さんが主食にすすめるのは、急激に血糖値を上げない玄米や全粒粉を使ったパンなど。
白米でもオクラや長いも、納豆などのねばねばした食材を同時に食べると急激な上昇は
抑えられるという。

  (1)血糖値を急激に上げない
  (2)魚介類を多めに取る
  (3)野菜をたくさん取る
ことが重要。

「弁当なら、主食と主菜を4分の1ずつ、残りの2分の1は野菜中心のおかずが目安」だという。


脳にいい食べ物とは何なのか。
「これだけでいい、というものはない。バランス良く食べることが基本」と武田さんに諭された。



(月舘彩子)



<インフォメーション>
武田英二さんの著書「脳からストレスを消す食事」(ちくま新書)は、食事と脳の関係、
メニューなどを詳しく紹介している。


10月下旬に開かれた日本認知症学会では、n-3系不飽和脂肪酸など抗酸化作用のある複数の
サプリメントを3年間服用した人は、認知機能が改善したと発表された。


栄養と脳の研究はこれからますます増えそうだ。




http://www.asahi.com/health/hiketsu/TKY201211120139.html    



 

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横山歯科医院
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