[歯ぎしりの種類]
歯ぎしりには ・音がする狭義の歯ぎしり(グラインディング) ・音がしない噛みしめ、食いしばり(クレンチング) とがあります。 音がしないクレンチングの場合、家族も気が付きません。
翌朝、 ・顔や顎の筋肉が痛い、疲労 ・歯が痛い、重い感じ ・顎関節症が悪化 する場合には、歯ぎしりをしている可能性が高いでしょう。 < 上へ戻る >
[歯ぎしりの症状]
・虫歯の進行 ・歯牙破折や歯根破折 ・詰め物や被せ物(クラウン)の脱離 ・歯周病の悪化 ・骨隆起による顎骨の変形 ・顎関節症の発症や悪化 ・エラが張る ・顔が角張る ・顔が大きくなる ・頭痛 ・肩こり ・耳鳴り ・めまい < 上へ戻る >
[歯ぎしりの原因]
<噛み合わせの悪化> 噛み合わせが悪化する原因は、 ・態癖(生活悪習癖):頬杖などの外力 ・栄養障害(栄養素不足)による顎骨の縮小 です。
<栄養障害(栄養素不足)による下顎の不随意運動> 栄養障害が進行すると、下顎の不随意運動、いわゆる歯ぎしりが 悪化する傾向にあります。
<薬剤の副作用による下顎の不随意運動> 薬剤の副作用によって、下顎の不随意運動、いわゆる歯ぎしりを 発症します。 特に、精神科や心療内科で処方される薬剤は副作用が強く出る 傾向があります。 難治性の下顎の不随意運動を発症することは珍しくありません。
<睡眠時無呼吸症候群との関係> 明らかな関係性はありませんが、緩やかな関連があります。 < 上へ戻る >
[歯ぎしりの治療法]
<スプリント(マウスピース)療法> 歯ぎしりの力が一部の歯に集中すると、虫歯や歯周病が進行する ため、応力を分散させる目的でスプリントを使用します。 対症療法です。 保険治療です。
<低位舌の改善> 自分でトレーニングする方法です。 トレーニンググッズ(市販品)を使用した方が効果的です。
<態癖(生活悪習癖)の改善> 態癖(生活悪習癖)があるとさらに歯並びや顎骨が変形して 歯ぎしりが悪化します。 自分で習癖をチェックして改善しましょう。
<栄養医学療法> 栄養障害(栄養素不足)は、 ・顎骨が小さくなり、歯ぎしりを悪化 ・下顎の不随意運動を悪化 させます。 採血〜血液検査によって、不足している栄養素を探します。 自費治療です。
<噛み合わせ治療> 歯ぎしりをしにくい噛み合わせをつくります。 重症の場合のみ適応です。 自費治療です。 < 上へ戻る >
[ガム噛みは歯ぎしりの一種]
ガムを常に噛むのは歯ぎしりの一種と考えるべきものです。 上記「歯ぎしりの症状」が徐々に出てきます。 < 上へ戻る >
[歯列接触癖(TCH)]
2018年の調査で、普段、上下の歯を常に接触させている人が 50%を超えました。
上下の歯列が接触しないで、安静空隙が存在するのが正常です。 < 上へ戻る >
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